聖宝寺の裏から登山開始。最初の砂防堰を越えて山道になる。崖際の細い道を登り、石灰岩の沢になる。沢から斜面を登っていくと急に明るい広場に出る。広場からまた沢を登ると大貝戸道との合流。そこから景色の良い沢沿いの道になる。9合目からの南側の景色では、藤原岳が石を切り出されて形が変わってしまっている様子が見られる。しばらく斜面を登るといなべの集落に虹がかかっている。避難小屋とトイレのある縦走路に出て、トイレをしてから藤原岳へ向かって泥々の斜面を登る。泥が靴にくっついて歩きにくい。山頂に到着。3人の先行登山者と声を交わす。
滋賀県側から吹き付ける風と雨がきついが、虹の風景を楽しみたくてカップラーメンを作って食べる。更に雨がきつくなり、山頂にとどまるのは諦めて小屋の方向へ。泥が滑って怖い。小屋に入ると、さっき山頂にいた3人の先行パーティーがご飯を食べていた。自分はパンとコーヒー。色々話しかけられて、リンゴやお菓子をもらう。地元の人達らしい。先に失礼してもと来た山道を下って戻る。表道との合流地点で大貝戸道の方を選んで降りる。こちらのほうが山道は素直だがずっと暗い植林の中なので楽しさは一切ない。登山口にはこちらは無料駐車場とトイレ付き、靴を洗う水道付きの立派な休憩所がある。念入りに泥々の靴をきれいに洗う。道を歩いて駐車場に戻る。